八月もあと数日となったが、京都はまだまだ猛暑日の毎日で連日35度前後

いつになれば過ごしやすい秋が訪れるのだろうか?
ということで先週に引き続き、八月の定番である信州の高原へ。
一番乗りで深夜に現地入りしてすぐに暫し仮眠

夜明けに目を覚まし、準備を済ませて入渓場所へ向かった。

到着して渓を見ると一週間前は増水気味だったが、今日は一転してかなり減水している。

この状況ではかなり厳しそうなんで丁寧に釣り上がろうと…
するとしばらくしてヒットしたが足元でバラシ。
それでも反応があったことで一安心。だがそこからはほとんど反応ないまま一時間ほど経過。
ここで腹が減っては…とばかりに渓流喫茶でモーニング。お湯を沸かしてコーヒーとサンドイッチ


こういうロケーションで飲むコーヒーは本当に贅沢。のんびりとした時が流れて気持ちも落ち着いたところで再び釣り上がる。
すると朝食パワーからかようやく8寸弱のイワナをキャッチ。

渇水気味でポイントは少ないが、その後8寸と7寸弱のイワナを追加した。

だがそれからは全く反応はなくなり、三時間ほどで脱渓して駐車スペースに戻ると4台の車が…
待っていた相棒に聞くと4人のフライマンが入渓しているらしい。
途中から全く反応がなくなったのは頭ハネだったようだ。
ここでこの渓を諦めて相棒を観光センターで降ろし、もう一つの渓に移動し入渓場所へ。
しかし今度は餌師と思われる車が二台も止まっている

とりあえず入渓地点から薮こぎし、さらに下流から釣り上がってみる。

すると最初のポイントであっさり9寸弱のイワナをキャッチ。

そこからは数少ない反応にミスも少なく、今度は7寸ほどのイワナをキャッチ。

この渓はさっきの渓より水量がなく、かなりの渇水状態でポイントも少ないため、脱渓地点まで二時間ほどと早かったが、6寸ほどと8寸弱のイワナを追加した。

今日と明日はこちらでマウンテンサイクリングの大会があり、高原内は参加者で大混雑。ここで相棒と合流したが、着替えもままならないので、いつもの宿で着替えだけさせてもらおうと立ち寄った。
今日は高原内の宿が全て満室で、宿はお隣りだったがご主人の「温泉だけでも入っていって」と嬉しいお言葉に甘えて遠慮なく…


温泉に入って身体に染み付いた加齢臭も消えてさっぱりしてからこちらの高原をあとに。

ちょっと遅めのお昼はまたもつきのわ商店で。
ランチタイムぎりぎりに滑り込んだため、日替わりプレートは完売。前回同様カレープレートをいただいた


お腹も満たされたところで今晩の御宿 亀遊館へ。
イブニングまで時間もあるんで部屋でごろ寝。日中にエアコンなしで心地好い風を感じると下界に住みたくなくなってしまう。
そんなのんびりとした時を過ごすが、先週末は少なかった釣人も今日は多く、場所取りがてら4時前にいつもの区間へ向かった

幸い釣人もいないがまだ時間も早いし、再びつきのわ商店でジュースを飲んで奥さんとおしゃべりしながら時間調整。

そして4時半に入渓したがまだまだお日様も高い。先週も暗くなる寸前だけ活性は上がったが、今日もその僅かな時間だけに期待して釣り上がってみる。

すると30分ほどで意外にもフライにチェイス。だがかなり渋いスプラッシュ。
こちらの渓もかなりの渇水状態で、しかもこの季節に生き残ったイワナは超ナーバス

さらに次のポイントで一投目にフワッと浮いてきたが直前でUターン。
ここで手を変え品を変えでしつこく流し、十数投目に根負けしたのか起死回生のヒット!
粘り勝ちでサイズも満足な一匹となった9寸オーバーのイワナ


しかしこのあと生命反応ないまま陽も山に沈み、少し辺りも薄暗くなるとカワゲラのハッチも始まり、ライズもちらほら確認できるようになる。
そのライズレーンにドリフトさせるとパシャっと…
とりあえず7寸弱のイワナをキャッチし、さらに次のポイントでもヒットしたが立て続けにバラシ。わずか10分足らずで僕のイブニングの限界となり、視認が極めて0%に近づき敢なくロッドオフ

慌てて脱渓して宿に戻ってまずはお風呂で一日の疲れと汗を流し、さっぱりとリフレッシュしてから食事処で夕飯をいただく。
メインの豚しゃぶや旬の食材を使った料理でお腹いっぱいに。

食後は相棒と少し宿の周辺を散歩して、部屋に戻ると一瞬で爆睡

翌日は夜明けに目を覚まし、早朝勝負とばかりに準備を済ませ、ズウボ覚悟で宿に程近い渓で釣ってみる。

昨日の再現かのように30分ほど釣り上がった所で反応したが空振り~
しつこく粘るがそれっきりでやはりワンチャンスをものにしなければ…
こいつは諦めてさらに釣り上がるとすぐに反応があり、今度はがっちりフッキングでなんとか8寸弱のイワナをキャッチ


それでもやはりタフな状況は変わらず、その後は反応ないまま脱渓場所が近づいた所で久しぶりの反応だったがまたも空振り。
そこから少し上流で倒木の下にわずかにできた鏡面のポイント。そこに超マグレで一投目でフライが落ちるとガバッと出てきた。
フックアップすると手応え抜群で走るぅ~走るぅ~イワナが…
素晴らしいファイトを堪能してランディングし、計測してみると尺イワナ?

と言いたかったが魚の顎が1センチの位置にあり、喜びもつかの間劇場となってしまった

先週に続き今週も8ミリ足らずだった。

最後にこのイワナをキャッチできたおかげで気分も爽快となり、未練なくフライをカットして二時間半ほどの釣り上がりを終えて宿へ。
到着して後片付けと出発の準備を終え、腹ぺこなんですぐに朝食をいただく。

食欲旺盛で朝からご飯をがっつりいただき、それから朝風呂でさっぱりしてこちらの宿をあとにした。
帰りは藪原にあるbaseという隠れた人気のお店があると聞き、立ち寄ってパンを何種類か買ってみる


残念ながら噂の美味しいクリームを使ったパンはなかったが、それは次回のお楽しみということにしておこう。
さらに木曽福島の田ぐちでジェラートを。

向かいの足湯に浸かりながらいただいて、中津川ICから家路についた

今回は雨が少ないため何処とも水量が乏しく、お魚の反応がかなり悪かった。そのため数は予想外に少なかったが、運よくサイズに恵まれ満足な遠征となった。
しかし残すところ一ヶ月ちょっと。なんとかシーズン中にまとまった雨で渓に潤いを与えてほしいなぁ~